節水型タンクの利点について

京都水道修理隊

節水型トイレと通常トイレの違い

節水型トイレと通常のトイレの違いは、主に水の使用量にあります。通常のトイレは、流すために6?9リットルの水が必要ですが節水型トイレは、2?4.5リットルの水で済むように設計されています。そのため節水型トイレを使用することで年間で数千リットルの水を節約できます。また、節水型トイレは、2段階式のフラッシュ機能を備えていることが多く小便の場合は少ない水量で流せるようになっています。また、排泄物の量によって大便と小便で水量を変えられるようになっていることもあります。ただし、節水型トイレには、排泄物をしっかり流しきれない場合があるため複数回流さなければならない場合があることやトイレの形状によっては設置できない場合があることなどがあります。

どれくらい水道料金が異なってくるのか?
節水型トイレと通常トイレの水道料金の差は、使用状況や地域によって異なりますが一般的には節水型トイレの方が水道料金が安くなる傾向にあります。通常トイレは、1回の流水量が約13~16リットル程度であるため1日あたりの使用量が多くなりがちです。一方、節水型トイレは1回の流水量が約4~6リットル程度であり1日あたりの使用量が少なくなるため水道料金の節約につながります。
ただし、節水型トイレの導入には設置費用がかかります。また、一部の節水型トイレは、水量調節機能によって流す水量を調整できるため設定によっては通常トイレよりも水道料金が高くなることもあります。

フロート弁が折れる原因と耐久性不安について
トイレタンクのフロート弁が折れる原因や耐久性の不安にはいくつかの要素があります。
1:材質の劣化
フロート弁は一般的にプラスチックやゴムで作られており長期間の使用や水の影響により劣化する可能性があります。特に水の中に長時間浸かっている部分は劣化しやすくなります。
2:使用頻度と水圧
頻繁に使用されるトイレや水圧の高い環境では、フロート弁への負荷が大きくなり弁が折れやすくなる場合があります。
3:不適切な取り扱い
強い力でフロート弁を操作したり誤った方法で組み立てたりすると弁が折れる可能性があり適切な取り扱い方法を守ることが重要です。

フロート弁の耐久性を高めるためには、以下の点に注意することが重要です。
適切なメンテナンス
・定期的にトイレタンク内部を清掃し汚れやカルシウムなどの堆積物を取り除きフロート弁の動作がスムーズになり劣化を防ぐことができます。
・品質の高い部品を使用: フロート弁の交換が必要な場合は、信頼性の高いメーカーや品質の良い部品を選ぶことが重要で耐久性があり長期間の使用に耐えることができる部品を選ぶことでフロート弁の寿命を延ばすことができます。
・慎重な取り扱い: フロート弁を操作する際は、適度な力で操作し無理な力を加えないように注意してください。また、取り外しや取り付けの際には、正しい方法を守り説明書や水道業者の指示に従って作業を行ってください。

フロート弁の耐久性は、使用状況やメンテナンスの仕方によっても異なる場合があり、もしフロート弁が頻繁に折れるような問題がある場合は、トイレのメーカーや水道業者に相談し適切な対策を取ることをおすすめします。

現場状況

修理依頼が御座いました現場状況となります。
【作業前の様子】 トイレが古く汚くなっていたので修理をするか交換をするか迷っていましたが30年近く使っているのでそろそろ交換した方が良いと思いお願いすることになった。
現場の写真15
作業状況
トイレタンクのフロート弁とレバーをつないでいるチェーンが切れてしまったので、部品交換ができるか調べてくれて修理できるのなら交換してほしい」と、お客様からお電話をいただきお伺いしました。お客様とタンク内を確認してみるとチェーンが切れているのではなく、サイフォン管とフロート弁を接続する樹脂部分が折れてしまっている状態でした。レバーに感触がなかったからチェーンが切れてしまったと思ったらしく考えているよりか状態が悪化してたことにビックリされていました。フロート弁を交換すれば、再びトイレタンクに水がたまり水を流すことができるようになることをお伝えをしました。しかし、トイレを長年使われていて汚れてきていることをお客様が気にされていて、最新の節水トイレにもご興味を持たれていたのでトイレ一式を交換する場合と部品交換のお見積もりを作成。「どうせなら床もキレイにしたい」とのことでクッションフロアの張り替えのお見積りとご説明をしました。
少しご検討されるとのことでしたので、その日は、点検・お見積もりのみで終了しました。後日、改めてお客様からお電話でご質問をいただきました。お応えをして疑問や不安が解消したようで、「トイレ一式の交換およびクッションフロアの張り替え」をご依頼いただきました。白色のトイレセットをご希望で、TOTO製のセットを選定し商品を発注。在庫があったので翌日の納期が確定した後にお客様と作業日時を調整しました。トイレの交換だけでなくクッションフロアの張り替えも行うため、通常のトイレ交換よりも作業時間がかかることになります。そのため、あらかじめ作業時間の目安をお客様にお伝えをしてご了承いただいたうえで施工作業をしてスムーズに作業を完了することができました。